人生というのはいたってシンプルなものである、との気づきに至るまで、わたしは何年も何年も「生きる」ということを観察し続ける必要がありました。でも気づいたら、とっても生きるのが楽になりました。苦しみが一切ないわけではありませんけど。
実際はシンプルですよね?
朝起きて歯を磨いて、顔洗って、トイレ行って、飯食って、仕事か学校に行って帰ってきて、飯食って、寝て、起きて、みたいなサイクルをずーっと続けるわけですよね。
表面的に何をやっているかは、年齢とともに変わっていきますが、生まれてから死ぬまで、似たようなサイクルをずっと繰り返すわけです。
もっと煎じ詰めてみると、私たちは五感を使って世界を感じて、感じたものに対して第六感(心)で意味づけをしていっているだけです。
人生が複雑に感じるのは、五感を通して感じた世界に対して、大げさな意味づけをしているから。
生まれたものは必ず死ぬし、地球や宇宙のサイクルは、どんどん勝手に回っていくだけですわね。
妄想で悲しみ、妄想で喜び、妄想で浮かれて、妄想で沈む。
妄想は消せないけど、妄想は妄想であると正しく認識すると、人生はシンプルであると分かり、生きるのがだいぶ楽になる。なーんてね。
生きとし生けるものが幸せでありますように