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信念という足かせから解き放たれよう


 何が正しくて、何が間違っているか

 何が善で、何が悪か

 表と裏

 本音と建て前

 嘘つきと正直者

 白か黒か

 白か黒か

 白か黒か

強烈な足かせ

 私にとっての黒は、ミツバチにとっては何色なのだろう

 私にとっての正解は、あなたにとっても正解なのだろうか

 あなたにとっての常識は、ガンジス川で遊ぶ子どもにはどう見えるのだろう

 今日の「真っ当な生き方」は、1000年後の人の目にはどう映るのだろう

 普通や常識、こうあるべき

 自らが自由に選択して生きているという幻想

強烈な足かせ

 なぜ動物の肉を食べる一方で人を殺してはいけないか、明確に説明できるだろうか

 それは違う、と言いつつ愛を語る

 間違っている、と人をつるし上げる

「間違っているもの」は間違っているという「勇気」は、本当に称賛に価するのだろうか

 人にはそれぞれ事情がある

「悪人」は自ら選択して「悪人」になったのだろうか

 現象があり、後から理屈がつけられる

 私も最初からそう思っていたんだ、と語る

強烈な足かせ

 いずれ朽ち果てる

 誰にでも平等に訪れる死を目前にして、

 何にしがみつく

 何を手放す

 何に愛情を注ぐ

 一切に実態はない、と明らめたとき、いかなる信念も仮設であると明らめる

信念という足かせから解き放たれよう

―――――――

なんとなくある日思ったことを言葉にしてみました。

By Shannon


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